
宿場町つちやま
高橋 慶一
A5
156
ページ
並製
ISBN 9784883254545 Cコード 26
刊行年月日:11-Jul
書店販売日:2011/8/1
本体価格:1500
円
税込価格:1,650
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内容紹介
鈴鹿峠を越え、近江国最初の宿場である土山宿。街なみ整備と街道ガイドに尽力してきた著者が、宿場の歴史やエピソードを紹介。本陣跡が保存され、江戸時代にタイムスリップしたような町並み散策に必携の一冊。
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目次
1 鈴鹿峠を越えて近江の国に入る
2 鈴鹿馬子唄の発生と変遷
3 鈴鹿峠から土山宿へ-土山宿へ入るまで-
4 田村神社付近
5 生里野から来見橋まで
6 来見橋から大黒橋まで
7 瑞宝山常明寺
8 森鷗外と土山宿
9 御代参街道の分岐点から松尾川の渡し場まで
10 土山宿の成立と規模
11 土山宿の特徴と名物・東海道の旅
付 土山宿に残る句碑、歌碑と文学作品
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2 鈴鹿馬子唄の発生と変遷
3 鈴鹿峠から土山宿へ-土山宿へ入るまで-
4 田村神社付近
5 生里野から来見橋まで
6 来見橋から大黒橋まで
7 瑞宝山常明寺
8 森鷗外と土山宿
9 御代参街道の分岐点から松尾川の渡し場まで
10 土山宿の成立と規模
11 土山宿の特徴と名物・東海道の旅
付 土山宿に残る句碑、歌碑と文学作品
前書きなど
はじめに
道というものは、面白いもので、いろいろな顔を見せる。ごみがいっぱい捨てられている道があるかと思えば、紙くずひとつ落ちていない道もある。そこに住む人々の心持ちが違うからである。または、その道を通る人の心持ちに差があるからである。つまり、道はそこに住む人々の心を映し出す鏡のようなもので、住民の生きざま・哲学が表れたものである。
土山に住むわたしたちは、土山の道を誇りに思っているし、その道を大切にしたいと思っている。それ故に道にかかわる行事を年間いくつか催している。「あいの土山マラソン」は昭和六十二年に始まり毎年三千人前後のランナーが全国からやってきて土山の道を走る。「鈴鹿馬子唄全国大会」は平成四年から始まり全国の民謡愛好家が文化ホールに集う。平成十三年からは少年少女の部が設けられており嬉しい限りである。また、地域の自治会が中心になって催しているものに「あいの土山斎王群行」と「あいの土山宿場まつり」がある。いずれの行事も道がメインの催しである。
土山宿の道筋は、日本の交通網の大動脈である東海道の歴史と共に変化を見せてきた。
本書は、土山の道と宿場の歩んで来た足跡を辿ることにより、そのよさを知っていただき、それを次世代に繋いでいっていただければありがたいという思いで筆を取ることにした。
さて、東海道を歩く方向、つまり宿場を紹介する方向であるが、東から西へと向かって書き進めることにした。江戸時代から今日に至るまで、東海道の旅の案内所や宿場を紹介する書籍は多く出版されているが、江戸方面から京都方面へ向かって歩いているものがほとんどである。本書における案内も、それらにならって、東から西へ、つまり鈴鹿峠から松尾川の渡しに向かって案内させていただくことにした。そして、最終章には「付」として、土山宿に残る句碑・歌碑と漢詩や文学作品を紹介した。
なお、ここに掲載した内容は、平成十二年から平成二十二年までの間に、「土山歴史講座」や「土山宿案内人養成講座」等において私が話したことをもとにして構成したものである。
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道というものは、面白いもので、いろいろな顔を見せる。ごみがいっぱい捨てられている道があるかと思えば、紙くずひとつ落ちていない道もある。そこに住む人々の心持ちが違うからである。または、その道を通る人の心持ちに差があるからである。つまり、道はそこに住む人々の心を映し出す鏡のようなもので、住民の生きざま・哲学が表れたものである。
土山に住むわたしたちは、土山の道を誇りに思っているし、その道を大切にしたいと思っている。それ故に道にかかわる行事を年間いくつか催している。「あいの土山マラソン」は昭和六十二年に始まり毎年三千人前後のランナーが全国からやってきて土山の道を走る。「鈴鹿馬子唄全国大会」は平成四年から始まり全国の民謡愛好家が文化ホールに集う。平成十三年からは少年少女の部が設けられており嬉しい限りである。また、地域の自治会が中心になって催しているものに「あいの土山斎王群行」と「あいの土山宿場まつり」がある。いずれの行事も道がメインの催しである。
土山宿の道筋は、日本の交通網の大動脈である東海道の歴史と共に変化を見せてきた。
本書は、土山の道と宿場の歩んで来た足跡を辿ることにより、そのよさを知っていただき、それを次世代に繋いでいっていただければありがたいという思いで筆を取ることにした。
さて、東海道を歩く方向、つまり宿場を紹介する方向であるが、東から西へと向かって書き進めることにした。江戸時代から今日に至るまで、東海道の旅の案内所や宿場を紹介する書籍は多く出版されているが、江戸方面から京都方面へ向かって歩いているものがほとんどである。本書における案内も、それらにならって、東から西へ、つまり鈴鹿峠から松尾川の渡しに向かって案内させていただくことにした。そして、最終章には「付」として、土山宿に残る句碑・歌碑と漢詩や文学作品を紹介した。
なお、ここに掲載した内容は、平成十二年から平成二十二年までの間に、「土山歴史講座」や「土山宿案内人養成講座」等において私が話したことをもとにして構成したものである。
著者プロフィール
昭和九年滋賀県に生まれる。昭和32年滋賀大学卒業後、
湖北町立小谷小学校教諭、綾野小・水口小・土山小学校長歴任。
元土山町教育委員、元土山町議会議員・甲賀市議会議員。
現在甲賀市レクリエーション協会会長、あいの土山ふるさとガイドの会会長、
淡海ボランティアガイド連協理事。
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湖北町立小谷小学校教諭、綾野小・水口小・土山小学校長歴任。
元土山町教育委員、元土山町議会議員・甲賀市議会議員。
現在甲賀市レクリエーション協会会長、あいの土山ふるさとガイドの会会長、
淡海ボランティアガイド連協理事。
担当から一言
土山宿をゆっくり歩いてみたい人にお勧めの本です。
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