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書影

朝鮮通信使と彦根

野田 浩子
B6 174 ページ 並製
ISBN 9784883251940 Cコード 321
刊行年月日:不明
書店販売日:2019年2月14日
本体価格:1800
税込価格:1,980
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内容紹介
滋賀県の野洲で中山道と分かれて彦根に至る道は、朝鮮通信使一行が往来した道として、地元では今も「朝鮮人街道」の名で呼ばれている。けれど、「使行録」(朝鮮側の公式の旅行記録)に、くり返し彦根の地に対する称賛の言葉が記されていることは、あまり知られていない。行き届いた“おもてなし”の背景には、徳川将軍家光のブレーンとして朝鮮通信使の成功に向けて尽力した彦根藩主・井伊直孝による、こと細かな指示があった。初紹介の史料も駆使し、「陸路中の第一」と讃えられた彦根における日朝交流の具体像に迫る。
目次
第1章 彦根城と朝鮮人街道の一体的整備
1.幕府に交通政策としての彦根城築城
2.彦根周辺の交通網整備

第2章 朝鮮人街道の成立
1.全国の街道からみた朝鮮人街道
2.天下人の通る街道
3.将軍上洛道を組み込んだ彦根城
4.朝鮮人街道の成立と運用

第3章 朝鮮通信使をもてなした彦根
1.江戸へ向かう挑戦通信使
2.日朝外交の刷新に尽力した井伊直孝
3.通信使の彦根宿泊

第4章 通信使を迎えた彦根
1.彦根城下町に設けられた宿泊所
2.宿泊所の中核・宗安寺
3.街道整備と二つの茶屋

第5章 文華をこのむ地 彦根
1.詩作の交流
2.訳官洪喜男との交流
前書きなど
準備中
著者プロフィール
昭和45年(1970)京都市生まれ。
平成7年(1995)立命館大学大学院文学研究科博士課程前期課程修了。同年より平成29年3月まで、彦根城博物館学芸員。
現在、立命館大学非常勤講師。
著書に、『井伊直政 家康筆頭家臣への軌跡』(戎光祥出版、2017年)
主要論文に、「大名殿席『溜詰』の基礎的考察」(『彦根城博物館研究紀要』12号、2001年)、「江戸幕府初期大老と井伊直孝の役割」(『立命館文学』605号、2008年)、「中世井伊氏系図の形成過程」(『日本歴史』831号、2017年)
担当から一言
準備中