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書影

絵はがきのなかの彦根

細馬 宏通
B6 188 ページ 並製
ISBN 9784883251568 Cコード 21
刊行年月日:不明
書店販売日:2010年2月18日
本体価格:1200
税込価格:1,320
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内容紹介
100年前の絵はがき片手にロケーション探しをすると、不思議な世界、昔の片鱗が現れてきた。鋭い洞察力と聞き取りで綴る彦根の景色。
目次
はじめに
1章 大洞絵はがき
写真師のいた場所/丸子船の通った内湖
2章 岩の記憶
磯山の湖岸/磯の道/岩を探す/烏帽子岩異聞
3章 遠い客船−長曽根港絵はがき−
4章 港湾運河を遡る
彦根シャンソンと島巡り
5章 湖月楼
6章 飛行機のある風景
彦根の空/合成の理由/陸軍大演習/徳川好徳と彦根/湖底の零戦
7章 写真と写真師のあいだ
8章 楽々園前の影
影と樹木
9章 玄宮園と楽々園
外国から見た日本/絵はがきの中の木々/庭園の変化
 コラム
絵はがきの時代推定いろいろ
古い絵はがきは質がよい
片目をつぶって絵はがきを見る
古いパンフレットを読み解く
あとがき
前書きなど
■はじめに
 戦前の古い絵はがきを集め始めて、かれこれ十年近くになる。最初は、明治時代の塔の研究をするために、東京や大阪の歓楽地の絵はがきを少しばかり集めるつもりだったのだが、絵はがき屋でこの箱あの箱を探っているうちに、次第に、他の絵はがきにも興味が広がるようになった。とくに、長く住んでいる彦根の絵はがきは、見つけるとついつい抜いてしまい、気がつくとまとまった量になっていた。
 そうなると、ただ眺めたり並べ替えているだけでは飽き足らなくなる。幸い、名所絵はがきに写っている場所の多くは、自宅から数キロないし十キロの範囲に収まる。そこで、かつての絵はがきに写された名所旧跡をじっさいに自転車に乗って訪ね歩いてみることにした。(後略)
著者プロフィール
1960年兵庫県に生まれる。1995年より彦根市在住。京都大学大学院博士課程(動物学)を修了後、現在、滋賀県立大学人間文化学部准教授。著書に『絵はがきの時代』『浅草十二階』(青土社)など。
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